庭のチョウ 身近なチョウを楽しもう

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庭のチョウ類調査に参加するには、はじめにアカウントの作成をお願いいたします。
マイページより、調査結果の入力・管理・報告ができます。
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庭のチョウ類調査とは?

チョウは、自然環境の変化を知るためのわかりやすい「生きもの」です。身近な自然である「庭」を通して、自然環境の変化を明らかにするため、日本チョウ類保全協会では、2013年より庭のチョウ類調査を実施しています。

どなたでも気軽に参加できる調査で、参加方法は、このサイトにあります。

身近なチョウを観察し、自然環境を知る輪に参加しませんか?

鳥や植物、昆虫など、自然にはさまざまな生きものがすんでいます。中でもチョウは、飛んでいることから比較的目につきやすく、日本では240種類ぐらいが見られます。

そしてチョウは、自然環境の変化に敏感な生きものであるとされています。

ナガサキアゲハやムラサキツバメ、ツマグロヒョウモンなどのチョウは、かつて関東地方では見られませんでしたが、2000年頃より南から分布を拡大し、今では普通に見られるようになりました。これは気候が温暖化していることが原因とされており、チョウの変化を見ることで、自然環境がどのように変わっているのかを知ることができます。

また、チョウは緑が豊かな場所ほど、種類や数が多いため、チョウを調べることで庭やその地域の自然の現状を知ることができます。

今後も自然環境が少しずつ変化していくことが考えられます。全国的な現状や変化を明らかにすることが、この調査の目的です。

そのためには、多くの地域での長期にわたる調査が必要になります。みなさま一人一人の調査の結果がたいへん重要となります。

ぜひ、調査へのご参加をお願いいたします。

初心者でも大丈夫です

これまで、チョウに興味がほとんどなく、チョウの名前がわからないという方も大勢いらっしゃるかと思います。

日本には240種類のチョウがいると書きましたが、普段、庭で見られるチョウは、だいたい20種類程度です。

そのため、本サイトや図鑑などを参考にすれば、最初はわからなくても、すぐにある程度は見分けがつくようになります。

初めての方も、気軽にご参加ください。

ツマグロヒョウモン
ツマグロヒョウモン

参加方法(おおまかな参加方法の流れ)

ご関心のある方は、どなたでも参加いただけます。 ここでは、おおまかな参加方法の流れをご説明します。各項目については、後段で詳しくご説明します。

調査に参加される方は、以下の流れで、ご参加ください。

  1. (1) 参加登録
    最初に参加登録を行います。
  2. (2) 調査の開始
    調査方法に従って調査を行います。
  3. (3) 調査結果の報告
    調査結果を本サイトから報告します。
(1) 参加登録

最初に、「参加登録」のページより、参加登録をします。

その際、始めにメールアドレスを入力し、「登録する」ボタンを押すと、入力したメールアドレスにメールが送られます。そのメールに従って、ユーザー情報の登録を行います。その後、調査場所の情報の入力も必要となります。

調査場所は、自宅の庭またはベランダ、校庭のほか、住宅地周辺の公園・神社や寺院などの身近な緑地となります。

入力内容については、マイページより、登録後、編集が可能です。

(2) 調査の開始

調査期間は、基本的に、3月1日~12月31日までです。

調査は、できれば1~2週間に1回程度、少なくても月に1回以上の調査をお願いします。

天候の良い日に、庭で30分~1時間程度、庭に訪れるチョウを観察し、「記録用紙」に記入します。

詳しい調査方法は、こちらをご覧ください。

(3) 調査結果の報告

調査終了後、調査結果を、マイページより入力します。

入力された情報はその都度自動的に、データベース化され、本サイトの調査結果のページに反映されます。

そのため、調査を行った都度、結果を入力いただきますよう、お願いいたします。

最終的には、1月31日に、年度の更新を行います。そのため、調査結果の最終報告と確認は、1月中にお願いいたします。

「記入シート」に入力された情報は、「集計シート」に月ごとに自動的にまとめられます。

調査結果の報告について、詳しくはこちらをご覧ください。

調査方法

調査場所
  • 自宅の庭またはベランダ、校庭のほか、住宅地周辺の公園、小規模な緑地、神社、寺院となります。
  • 本サイトからの調査結果の入力は、一人1ヵ所でのみ可能です。庭および公園が調査候補となる場合には、本調査は庭での調査を主体としているため、庭での調査を優先してください。
  • 複数のメールアドレスをお持ちの方は、複数のアドレスで参加登録をしていただいて、庭と公園など、複数の場所を調査し、データを入力いただいてもかまいません。
調査時の記入
  • 調査時には、本サイトの「記録シート」ではなく、紙の「記録用紙」を印刷してご利用ください。
調査日と期間
  • 調査日:1~2週間に1回程度の実施が望ましい。
  • この頻度で実施できない場合、月に1回以上実施。
  • 調査の実施期間:3月1日~ 12月31日(チョウの成虫が見られる期間)。
  • 調査期間は、地域や標高によってチョウの見られる時期が異なるため、チョウの見られる時期より少し長めに設定しています。
  • 沖縄や小笠原諸島など温暖な地域では、1年中チョウが観察できますので、調査期間を1年中とします。データの年次更新を1月31日に行うため、1月のデータ入力は2月1日以降にお願いします。
  • 年間を通しての参加が基本ですが、季節の途中からの参加も可能です。
調査の時間帯
  • チョウが多く見られる時間帯に30分~ 1時間程度、調査を実施します。それ以上実施していただいてもかまいません。
  • 調査として行っている時間帯以外に、外出する際や帰宅の際、短時間に自宅で思いがけないチョウを見かける場合があると思います。そのようなチョウを記録する場合、時間の項目は「短」にチェックしてください。
  • チョウが観察しやすい時間帯は、春や秋なら10~12時頃。夏の暑い日は9~10時頃、もしくは夕方の涼しい時間帯。
  • ミドリシジミ類など活動時間帯が朝夕に限られる種類については、可能な範囲内で調査時間を適宜追加してください。
天候
  • 基本的に好天時に実施。曇天の場合は20℃以上を目安に実施。
  • 調査開始時の天候と気温をできるだけ記入。 「快晴」:雲が空に占める割合で、0 ~ 1割 「 晴 」:同2 ~ 8割。 晴の時に限り、空に占める雲の割合(%)を記入(大まかな数字でかまいません) 「 曇 」:同9 ~ 10割
  • 無風または微風時に実施(風が強いとチョウが飛ばなくなるため)。
チョウの観察時の記録方法
  • 種類ごとに、同時に見られた数を、その都度、時間を追って記録します(下記の調査の具体例で図解)
  • 観察した成虫の個体数や、吸蜜植物、卵・幼虫・蛹を発見し庭でチョウの発生を確認した場合などには、数字入力欄の下に適宜記入します。
  • 成虫の個体数は、同時に目撃できた個体数を順々に記録します。観察した個体数の合計ではないですので、ご注意ください。 ⇒詳しくは下記の調査の具体例をご覧ください。

ダウンロード

 ⇒ 記録用紙

 ⇒ 調査方法の解説(ガイドブック「庭のチョウ」の調査部分)

調査の具体例

これまで説明した調査方法を、下記に具体例でわかりやすく説明しました。

調査の具体例

調査の際の注意点(種名・個体数のカウント)

調査時、チョウの種類がわからない際には、誠文堂新光社発行「フィールドガイド日本のチョウ」などの図鑑を参考に、種名を識別してください。

チョウの和名は「フィールドガイド日本のチョウ(誠文堂新光社)」および日本産蝶類和名学名便覧に準拠しています。
 複数の呼び方がある種類は、入力する際にご注意ください。
 下記に、いくつか間違いやすい種をあげました。

上記のように、アゲハが、1個体 ⇒ 1個体 ⇒ 2個体 ⇒ 1個体と順々に観察された場合、数の記入は、一度に観察した最大の個体数の2(上記の図の緑の◯)となります。
チョウの最大目撃個体数 の入力について

このように、すべての数を足した5ではありません。

これは、前後に現れたチョウが同じ個体かどうかわからないため、実際に見られた数よりも多くならないようにするためです。もったいないように感じるかもしれませんが、ここで実際よりも多くならないよう慎重になることが、自然科学の調査のうえで重要です。

雌雄を区別できた場合には、オス(♂)、メス(♀)それぞれの数を入力します。区別できなかった場合には、「?」(オスメス不明)という欄に入力ください。なお、雌雄は無理に識別する必要はなく、ツマグロヒョウモンなど色が大きく異なる種、あるいは産卵しているなど、はっきりと区別できた場合以外は、すべて?で構いません。入力すると総個体数が、自動的に計算されます。

なお、雌雄が区別できた場合、数の合計が前述の説明と異なる場合がありますが、その場合は異なってもかまいません(下図参照)。
個体数のカウントについて1

合計「1 ♂ 1 ♀」の 2 となり、最大の同時目撃個体数と同じ
個体数のカウントについて2

合計「1 ♂ 2 ♀」の 3 となり、最大の同時目撃個体数の 2 よりも多いが、3 個体が庭に訪れたことは確実なので 3 とする
個体数のカウントについて3

合計「1 ♂ 1 ♀ 1 性別不明(?)」となるが、この場合「1 ♂ 1 ♀」のみを入力し、「計」が 2 となるようにする(オスメス不明の個体は、他の個体と同じ可能性があるため)。

調査結果の報告(データの入力方法)

 調査を行い記入した「記録用紙」の結果を、マイページから入力する方法を下記に説明します。

 入力画面は、「簡易記録シート」「記録シート」の2種類があります。下記それぞれの入力方法の特徴です。

 「簡易記録シート」:成虫の個体数についてのデータのみ入力できます。入力は「記録シート」より容易で、成虫のみの場合には、こちらをご利用ください。なお、入力後のデータは、「記録シート」にも反映され、データの修正等は「記録シート」から可能です。

 「記録シート」:成虫のほか、卵、幼虫、蛹、吸蜜植物、産卵植物などすべてのデータが入力できます。表形式のデータ入力となります。データの修正等も可能です。

 次に、それぞれの入力手順を説明します。

1.簡易記録シート

2.記録シート

④成虫のデータ入力
 入力は、オスメス(♂♀)を区別できた場合には、オス(♂)、メス(♀)それぞれの欄に数(半角数字)を入力ください。オスメスを区別できなかった(しなかった)場合には、?(オスメス不明)に入力ください。 この際に、性別(オスメス)は無理に識別することは必要ないため、わかるもののみを♂♀を分けて入力してください。「計」は総個体数が、自動的に計算されます。

 ♂♀のすぐとなりの部分(下図の赤枠)をクリックすると、数字が入力できるようになります。
データの入力方法8

チョウの数の入力は、上の赤□部をクリックする。
♂:オス、♀:メス、?:オスメス不明

 また、オスメスが識別できた場合には、前述の「調査の際の注意点」に従って入力ください。

データの入力方法10 データの入力方法11

「吸蜜植物」・「食草」について

「卵」・「幼虫」・「蛹」について

●調査をした結果、チョウがまったく確認できなかった場合でもデータは入力ください。

●調査結果の報告(データ入力)は、調査の都度お願いします。

●集計シート(マイページトップ)について

庭や公園等以外でのチョウ類の調査やチョウ以外の庭における調査について

調査参加の終了(登録削除・退会)の方法

庭のチョウ類調査 問い合わせ先

庭のチョウ類調査に関して、ご不明な点等ございましたら、下記までお問い合わせください。

〒140-0014 東京都品川区大井4-1-5-201
特定非営利活動法人 日本チョウ類保全協会 庭のチョウ係
TEL・FAX:03-3775-7006  携帯:080-5127-1696
email:

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